アルプスビギナーズクラス 立山見聞録(4本視点)

2016年8月6日~7日開催

まめ登山部企画

相変わらず恥をまき散らしながら、北アルプスを元気に練り歩く!

 

参加者

★ビギナーズクラス班: 隊長/飯使い/幼隊長/うなちゃん/きーち/よう/そう/チューハイ/ともち/ルーシー/サンド/シュガー/みみっく

★アドバンスコース班: アウディ/マダム/黒ひげ/コブラ/4本

8月5日

21:30@吉備SA上り

ルーシー号(ルーシー・ミミック・サンド・シュガー・黒ひげ・4本)

 

ルーシー号到着。

車内に乗り込むやいなや、黒ひげより酒臭いと指摘される。

実は、SAでビールを飲んでいたのが一瞬でばれる...

 

【SAでの飲酒の言い訳】

①今回は運転手がたくさんいる。

②SAで孤独に待つのが憂鬱。

③暑かった...

以上

 

合流場所の西紀SAへGo!。

 

23:30@西紀SA

全員

隊長号:隊長、飯使い、幼隊長、うなちゃん、キーチ、よう、そう

コブラ号:アウディ、マダム、チューハイ、コブラ、ともち

ルーシー号:ルーシー・ミミック・サンド・シュガー・黒ひげ・4本

 

到着。

 

隊長号は既にいた。

隊長に挨拶。

 

しらばくするとコブラ車が到着。

ここで全員集合!

皆で軽く挨拶。

 

3台各車、次の合流地点小矢部川SAにGo!

8月6日

04:10@小矢部川SA

全員

 

 

到着。

ここまでの運転はルーシー・ミミックの交替制。

ミミックのプレッシャー走法はいつ見ても凄い…

 

道中、サンド・シュガー尾道コンビのネチネチした4本イジリに耐えながらも、自分は1時間程眠らせてもらった。

 

隊長号は既に到着していた。

 

程なくコブラ号が到着。

 

今後の打合せ。

各車道中のコンビニ経由後、ケーブルカーの駅に向かうことに。

 

04:50@ファミリマート某店

ルーシー号

 

 

到着。

ここで各自、本日の朝食&昼食&明日の朝食等を購入。

自分は唐揚げ弁当を食す。

 

 

食後、登山用の服に衣替え。

いつも通り、盗撮される…

 

ここで夜が明けてくるが、予報通り晴れ。

アルプスの絶景が待っている。

 

05:50@ケーブルカー立山駅駐車場

全員

 

到着。

結構な人出だ、臨時駐車場に回される。

 

隊長号も同じ駐車場にいた。

 

ここで各自登山準備を行う。

 

各自のザックの重さ&パッキング技術をチェック。

各々が50L~80Lザックのカサバリ具合と重さを自慢し合う中、

ミミックのパッキング技術が驚嘆&称賛される。

テント・バーナー・衣類・食事等を20Lのザックに全て収めていた。

 

後に彼が“歌うおネェ系パッキンガム宮殿”と呼ばれる所以である…

 

準備完了した頃に、幼隊長とうなちゃんがこっちに歩いてくる。

昆虫大好き少年 幼隊長!

駐車場脇の草むらにバッタがいるらしく、捕獲を試みていた。

みんなで少し大きめのバッタを捕まえ、幼隊長に献上。

(肝心のバッタが見えない... 4本がつまんでいる。)

 

ザックの重みを改めて感じながら、ケーブルカーの駅まで徒歩。

500m程歩く。

 

駅到着。

コブラ号の面々とも再合流

 

駅の前には切符を買うための行列。

各号の代表者が行列に加わる。

ケーブルカーに乗るのが50分待ちの表示。

 

切符購入後、駅へ。

 

6:40発のケーブルカーに乗車予定。

 

時間潰しにトランプでババ抜きを行う。

勝者はキャンプでビールをご馳走して貰える。

ミミック&4本が勝利。

 

ケーブルカー乗車。

 

結構な人で混雑。

7分半の旅。

500m上の美女平駅へ。

 

美女平駅でバス待ち。

 

バス乗車。

50分山道をウネリながら進む。

少し仮眠がとれた。

 

 

08:10@室堂ターミナル

全員

 

到着。

標高2450m。

 

先にケーブルカー&バスに乗車していたコブラ号の面々はヒュッテへ先行していた。

基地になる雷鳥沢ヒュッテ&テント場へ重いザックを再度背負いハイク。

 

天気に恵まれたことを感謝。

道中、みくりが池を傍に眺める。

 

よく整備された石畳の登山道を踏みしめて進む。

 

隊長指示の場所に各自テントを設営。

 

設営後、隊長からペグの打ち方の駄目出しをくらう。

再度、ペグを打ち直す。

 

ようやく、登山準備に取り掛かれる。

 

ここまでケーブルカーとバスが混雑&待ち時間のため、1時間半ほど予定より押していた。

小屋組のアドバンスコースのマダム・アウディ・コブラを待たせていた…

慌てて、小さいザックに必要なものを放り込む…

 

10:00@雷鳥沢テント場

アドバンス組(アウディ・黒ひげ・コブラ・マダム・4本)

 

やっと、アウディを先頭に登山開始!!!

 

【予定コース】

立山三山縦走

室堂ターミナル→室堂山荘→室堂山展望台→浄土山→龍王岳→一の越(一の越山荘)→雄山→大汝山→富士の折立→真砂岳→別山→別山乗越→雷鳥平

 

しかし、上記の通り時間不足のため、立山三山制覇はあきらめて、

総称”立山”の三つの頂き(富士ノ折立・大汝山・雄山)制覇を優先して、予定コースと逆周りにルートを設定。

 

雷鳥沢の傍らの登山道を抜け、劔御前小舎を目指す。

 

高地であるため、空気が薄く、結構キツイ

息がすぐに上がり始めた…

 

チョイワルオヤジからマダムに先頭交替。

ペースが少し抑えられるが、キツイのは変わらない。

それでも振り返ると、晴天下のアルプスの絶景が広がっている。

 

気分をよくして鼻歌が口をついて出る。

黒ひげと4本でブルーハーツやちあきなおみを歌いながら登山。

 

途中、アウディも加わり、”おサルの籠や”を歌い出す。

えっさほいさ えさほい さっさ♪

おさるのかごやだ ほいさっさ♪

 

このサビの部分は知っていたが、アウディはフルコーラスを歌い切る。

さすが戦前生まれの人は博識である!

 

歌でキツさをごまかして進んでいく。

稜線の上を見上げると青い空に白い飛行機が気持よさそうに飛んでいた。

 

11:20@劔御前小舎

アドバンス組

 

 

息を切らせながら到着。

標高約2750m。

ほぼ登り一辺倒だった。

 

とりあえず、小屋の木陰に座り、皆で昼食。

自分はおにぎり2個と行動食を用意してきた。

 

あれ?行動食を忘れている…

 

うーん、この長丁場をおにぎり2個で凌がなければならない。

とりあえず1個だけ食って、空腹をごまかし、2個目は非常用にストック。

 

マダムから梅干しをもらい、塩分とクエン酸をチャージ。

旨かった。次回から自分も梅干し持参しようと思う。

 

劔岳の稜線を眺める。

 

また、白い飛行機が青空を横切っていった。

 

ユーミンの“ひこうき雲”のカバーを携帯から流す。

ちょっぴりおセンチな気持ちになったとこで気合を入れ直し出発!!

 

ある程度の高度まで来たので、ここから縦走感覚でいけるはず。

ところどころ、雪の残る景色を眼下に治めながら歩を進める。

 

11:52@別山手前の三角点

アドバンス組

 

到着。

標高2874m。

 

 

雪が目の前に残っている。

触ってみた。

ひさびさの冷たい、シャリシャリした感覚。

真夏の雪の感触にほんのり感動!

 

別山の頂がすぐそばに見えていたが、時間がないためスルー。

休憩も程ほどに先を急ぐ。

 

時に登り、時に下りながらガレ場を踏みしめて行く。

 

11:52@真砂岳

アドバンス組

 

 

到着。

標高2863m。

 

小休止。

 

ここまでほぼマダム先頭で引張ってもらっている。

ペースも遅すぎず、速すぎず、安定感がある。

長い休憩をとらなくてもいいし、

確実にコース設定時間より早く進んできた。

さすがベテランである。

 

目標の総称”立山”の三つの頂きを目前に捉え進む。

 

進んでいくと、富士ノ折立へ続く尾根が見えてきた。

大山のゴジラの背に感じは似ていたが、距離がもっと長い。

 

ここが本日の最難関ポイントじゃないかと話しながら、尾根の深部まで下る。

 

登りに入る直前で小休止。

ストックを畳み、ザックに固定。

水分と気合を補給し直し進む。

 

思ったより、尾根の幅が広く、見た目ほど怖くない。

傾斜は見た目通りきつく、ゆっくり足場を確認し、腕も使い登っていく。

 

頂上目前で道が細くなっていて、急傾斜なので、下ってくる団体を待つ。

結構大きな軍団で150人ぐらい待ったのではなかろうか。

それでも、途切れることなく、続々と降りてくる…

 

待っていたらキリがないと判断し、団体の切れ目を見計らって登る。

なんとか頂き手前の広場まで来た。

 

頂き手前の広場で一服し、猛々しく尖がった頂きを眺める。

広場に荷物を置き、軽いボルダリング感覚で黒ひげ先頭で登頂開始。

 

14:05@富士ノ折立

アドバンス組

 

1つめの目標を制覇!!

標高2999m。

 

風も少し吹いていて気持いい。

だが、正直少しびびっていたので、写真をとって、すぐ降りた。

 

降りたとこで、マダムとアウディが高級ゼリーを下々のものに振る舞う。

この高級ゼリーはマダムが休憩するたびにアウディに要求するが、チョイワルオヤジがもったいぶってなかなか出さなかった曰くつきの品物だ!

なんか昔、金持ちの家の子供のとこに遊びに行ったときにおやつにでてきた感じのあれだ!

黄色透明のゼリーの中に丁寧に剥かれたマスカットの実が10個程入っている。

 

黒ひげと2人とあまりの旨さに感動し、気づいたら2人で涙を流していた…

 

2人で食った残りをコブラに渡したら、やはりコブラも口に運んだ後、目に涙を貯めていた。

 

残りの大汝山と雄山は近いのでこの高いテンションを保ったまま進めそう。

 

14:30@大汝休憩所

アドバンス組

 

 

軽い足取りで到着。

大汝山手前で、しっかりした休憩所を発見。

 

欲張らなければ時間はありそうなので、ここで休憩。

珈琲を頼む。

小屋のおにいさんがドリップしてくれた。

旨い!

 

他のメンバーも冷たいジュースを飲んでいた。

 

休憩を終え、大汝山の頂の手前に荷物を置く。

ここも軽いボルダリング感覚でリーダー黒ひげを先頭に登る。

 

14:47@大汝山

アドバンス組

 

 

2つめの目標制覇!!

標高3015m。

本日の最高峰!!!

 

逆サイドは滅茶苦茶切り立っている。

高度感が素晴らしい。

眼下にはアルボースみたいな緑色の黒部池が見える。

 

立山最高だぜ!

ヒャッハー!!!!!

 

でも、降りるのは怖い…

尻も使い、お得意の4点確保でソロリソロリ登山ルートまで降りる。

 

降りた後、終わりも見えてきたので、軽い食事休憩。

 

とっておいた最後のおにぎりを頬ばる。

ここで、アウディよりきゅうりの漬物が支給される。

染みるなぁ、疲れた身体に塩分が!

 

マダムが脇にある残雪をみて、”触ってみたい”とはしゃいでいると、

チョイワルオヤジが”お前は与論島の子供か!“と厳しく突っ込んでいた。

ちょっと面白かった…

 

そして、最後の目標、雄山を目指す。

 

マダム先頭でテクテク歩いているとあっさり雄山頂き麓の広場まで到着。

ここもボルダリング感覚で登るような頂上があるかと思いきや、

周りを見回すと最高峰には神社がある。

そして石造りのしっかりした階段。

 

そして、拝観料500円の看板…

 

15:30@雄山

アドバンス組

 

“おい、最後の感動を金で買えというのか!”

 

と正直思ったが、“500円なら、まぁ、いいか…”って思い渋々払う…

拝観料と引き換えに、有難いステッカーと鈴の着いた紙のお札を頂く。

もし、1000円だったら、どうしただろうな?

標高3003m。

本日最後の目標制覇!!!

 

神社に登ったら、神主登場!

これが今日のラスボスか?

 

なんかよくわからないが拝んでくれるらしい。

帽子をとるよう言われ、とる。

お祓いみたいなのを白いダバダバがついた棒を振ってしてくれた。

その後、雄山の歴史の解説とありがたいご説教を頂く。

最後にお神酒を振る舞われる。

 

雄山の頂上プレート。

正直これを写真に収めるために500円のうち499円払った感覚だ。

 

そして神社を降りて、小休止。

コブラ:“さっきまで頭が痛かったんですけど、お神酒頂いたら治りました。”

“アル中じゃないか!?”と突っ込みを入れといた。

 

立山三山のプレートの前で写真撮影。

 

あんま時間がないので、いよいよ下山開始!

 

見た目そうでもなかったが、いざ下ってみると浮石の多いガレ場で、結構、神経と足をすり減らす…

この時点で足には乳酸がたまっていたので結構キツかった。

1回突き出た岩に弁慶をぶつけ、転倒こそはしなかったものの、3回ぐらい滑ってしまった。

 

こういう時“トレランシューズだと足をひねってしまうかもな”と思い、登山靴を履いてきて良かったと思った。

 

途中、先頭だったマダムと違うルートを選択しまって、意図せず、先行して降りてしまった。

 

16:10@一の越山荘

アドバンス組

 

到着。

ここで小休止しながら、この先のルートの相談をする。

 

ここから下って雷鳥沢まで。

コース表を見ると設定時間が2時間。

なんか別ルートがあって、枯れた沢沿いを降りると近道らしいとアウディが隊長から出発前に聞いていたみたいだ。

 

小屋組は夕食が17:30に出されるのでそれまでに戻らなければならないみたいだ。

(これはもう少し下山してから初めて聞いたのだが…)

 

だから、時短で沢ルートを行ってみようと決定。

 

途中の正規ルートと沢ルート?らしきものがある橋のたもとの分岐までおりる。

 

いよいよ、正規ルートを外れ、枯れた沢をリーダー黒ひげ先頭で降り始める。

実は、こういう道がめっぽう苦手である。

大きな岩なのにグラグラしたり、ストックが岩と岩の間の細い隙間に挟まったりで、バランスを崩してしまうことが多いからだ…

 

少し降りると、しっかり整備された道がだいぶ先に見え始める。

沢方面より上がっているようにみえるが途中に小高い丘が何個かあって、どういう風に連結しているのかはわからない。

 

とりあえず、直線で行ってみようと、沢から小高い草むらに登る。

 

しかし、この草むらも曲者で、草が結構高くなってくると地面が見えない…

草の中に大きな石や溝や穴ぼこが隠れているのである。

ソロリソロリと足を出し確認しながら行くがやっぱ怖い。

 

苦労して進んでいくと草むらが崖に変わり、行き止まりだと気づく…

 

周りを見渡し、枯れ沢に戻るルートを開拓する。

 

急傾斜を滑り落ち、枯れ沢になんとか復帰。

神経をすり減らしながら、整備された階段を目指し、降りていく。

 

なんとか整備された階段が射程距離に入って、もう少しだと思ったときに、岩で足を滑らせてしまった。

ゴツゴツした岩だらけのところで転倒!!!

 

頭はなんとかガードできたが、左膝を思いっきり、岩にぶつけてしまった…

嫌な感じの衝撃だった…

 

“あぁ、やっちまった…”と思う。

 

他のメンバーが心配して立止まっている。

“大丈夫?”と言われ、立ち上がろうとしてみるが、すぐには無理そうだ。

少し休ませてもらうことにする。

 

マダムが戻ってきてくれて、応急処置のテーピングをしてくれた。

 

5分ぐらい休んで、立ってみると、なんとか歩けそうだ。

でも、左足を曲げると痛む。

 

時間もないのでゆっくり進むことにする。

 

進んでいくと、今度は沢に水が流れて来て、ここをなんとか超えないと整備された階段まで辿りつけない。

 

アウディが先行して、先がどうなっているか確認しにいった。

 

なんとかイケそうということで、沢をまたぎ、逆サイドの水で濡れてない岩場に沿って進んでいく。

 

やっと、整備された階段まで辿り着いた。

しかし、この階段がテント場までつながっている確証はない。

でも、ここまできたら、正規ルートはかなり離れているので、進んでいくしかない。

 

小高い丘を何個かまたぎテント場はちらちら目視できるので、迷子になることはないと思い、進んでいく。

 

でも、この左足の状態で未開のルートは進みたくないので途中で整備されたルートが切れてしまったらという不安はあった。

小屋組の食事の時間も心配なので、コブラにビギナーズクラスのメンバーへ遅れる旨の連絡を頼む。

途中、自分もLINE通話でビギナーズクラスの何人かに連絡をとってみるが、連絡つかず…

 

他のメンバーの足手まといになりながらも、少しづつ進む。

 

どうやら、整備された階段からの道は、迂回はしているがテント場まで続いてるようだ。

だいぶ先を行っているマダム・黒ひげ・コブラの小さい背中を時々確認しながら、少しホッとしてトボトボ足を引きづっていく。

 

【後日談】

登山がおわって、2,3日して今回の軌跡図を見返していると別にショートカットのきちんとした登山道があることを発見…

地図上でのルートの読み落とし…

わざわざ枯れ沢の危ない道なんか下らなくても、真っ当に下山できていたのに…

もちろん、転倒&膝の打撲もしないで済んだだろうに…

( ;∀;)

 

17:40@雷鳥沢テント場

アドバンス組

 

ビッコをひきながら到着。

アウディ・黒ひげ・コブラ・マダムが待ってくれていた。

皆と握手をした。

(今回のトレッキングデータはYAMAPというアプリで記録している。コブラと4本の写真付きの軌跡図等みれます。YAMAPで登録名教えてくれたら、限定公開させて頂きます。)

 

転倒のせいで、時間を取らせ、遅れた原因になったことを謝罪し、早く小屋組の夕食に行ってくれるよう頼む。

小屋組の背中を見送った後、疲れ切って、自分のテントに戻る。

 

先にテント場に帰っているルーシーやサンドがテン泊組の食事の用意を始めていた。

自分は米炊きの鍋係の一人であったので、とりあえず、コンロと鍋を用意する。

でも、やっぱ左足を曲げると痛みが走るので、とりあえず道具だけ、調理場らしきとこに置く。

 

その後、ミミックさんと会い、“一服(タバコ)しに行きましょう!”と言われたので、丁度良いと思い、転んだことを言って膝を見てもらう。

 

話をしていると、どこかで死臭をかぎつけたハイエナのように隊長がやって来た。

隊長にも転んで膝を痛めた話を聞かれてしまった…

“うちは少々の怪我はネタにするから”と嬉しそうに笑っていた…

 

ニコチンが切れていたのも確かなので、河原でミミックと一服。

今日のビギナーズクラスの様子を聞く。

個人的には思うように登れなかったらしい。

最近、よくトレーニングしているみたいなので、納得が行ってない様子だ。

理由を聞いたら、前の晩から夜勤で約50時間寝てないらしい…

そんな状態では、どんなにタフでも登山やるとしんどいに決まっている… 

逆に身体が心配になってくる…

 

その後、テントに戻り膝の治療をしてもらう。

 

そうしたら、カメラを持った隊長が再び現れる。

写真をとろうとするので、テントの入口のファスナーを降し、足だけ出す。

ミミックさんにシップ&テーピングと傷薬を塗ってもらった。

“まだですよ、4本さん、もう少しじっとしといてください。まだですよ。“

とミミックがテント越しに言うので

"やけに時間がかかるもんだな"と思い,、治療が終わるのを待つ。

 

やっと終わったらしいので、テントから顔を出す。

足をみると、シップの上に落書きがしてあった…

その横で隊長がニタニタ笑っている。

 

下手くそすぎてすぐに認識出来なかった。

なにやら、似顔絵らしいものの下に”4本”、そして、その下にうんこの絵を書いてるみたいだ。

 

“なんだこの小学2年生並みのセンスは…こんなのがおもしろいか?“と思っていると、

 

その横で、飯使いが“本当に子供っぽいんだから…”と嬉しそうに目をキラキラさせながら隊長を見ていた。

 

“ケッ”…

と思い、飯を炊く段取りをしようとしゃがんだら、やっぱまだ足が痛い。

これは立ったままやるしかなさそうだ。

マゴマゴしていると、あまりの哀れさにうまいこと飯使いの同情を誘えたのか、米炊きの段取りを代行してくれた。

 

助かったと思い、バナーに火だけつけ、段取りしてもらった鍋を置く。

 

つっ立ったまま一息ついていると、隊長がビールを飲むよう勧めてくるが、ヒュッテまで歩いて買いに行くのは嫌だったので、なかば不貞腐れ気味に断る!

 

このレポートを書きながら、よく考えたら、朝ケーブルカー駅でのババ抜きの勝者なので、皆から1本ご馳走してもらえるはずだったと、帰宅してから気づいて舌打ちした…

 

この権利は次回行使させてもらおう!

 

とりあえず、飲まないとやってられない心持だったので、下界から持参した赤ワインをテントに戻って取り出し、調理場で飲み始める。

 

毎度おなじみルーシー仕込みの激うまチャーシューをつまみながら米を炊くふりをする。

 

すると米を炊いている鍋から泡が吹きだして来た。

コンロの火を弱めようとするが、うまくしゃがめず、火が思うように小さくならない。

苦戦しているとキーチがひょいと手をだして弱めてくれた。

礼を言って、安心してワインを飲みながら、皆の話を聞いていた。

 

そうしたら、誰かが焦げくさいと言い出したので、確認すると自分の鍋みたいだ…

 

火を弱めようとすると火が消えてしまった。

もう手遅れっぽかったし、面倒なので、このまま蒸らすことにする。

 

飯使いに最初段取りしたんだから、最後まで責任を持って米を炊くべきだと責任転嫁しようとして、言いがかりをつけたけど、無視された…

ルーシー自家製のチャーシューをつまみながら、米が蒸れ上がるのを待つ。

 

恐る恐る鍋の蓋を開けてみると、意外に食えそうな感じだ。

出雲のはぐれメタル一味から、さっきの仕打ちの仕返しとばかり、プラチックの皿とスプーンを強奪しご飯をよそう。

そして、ルーシーの用意したカレーをかけて食べる。

空腹のせいもあってか、結構イケる。

2杯ぐらい立続けに食う。

 

でも、他にも黒ひげとミミックが米を炊いており、自分の鍋が一番人気なかった。

 

 

そこにキーチがどっかから戻ってきたので、自分の炊いた米はタイ米風になっていてカレーとマッチするので、そこから食べるようにと勧める。

 

そうするとキーチは、“ほかのご飯とブレンドして食べてみます。”とごまかしていた。

 

貧乏性で自分の鍋のご飯が残るのが嫌だったので、残りは全部自分で食ってやった。

はじめてピーマンの入ったカレーを体験したが、旨かった。

満腹になり、しばらくボーっとする。

 

飽きてきたので食器を洗うことにする。

焦げ付いた鍋を持ち、流しのある小屋まで歩く。

焦げは綺麗にとれなかったし、油のついた洗い物は洗剤がないので、ネタついたままだったが、落とせる汚れは落とし、テントまで引き上げた。

 

ざっと、ゴミなどをまとめ片付けをし、グダグダしていた。

予定では、小屋組がこっちにおつまみを食べにくるはずだ。

自分はウィンナーを700g用意していた。

だが、現れない…

 

上等だ!そっちが来ないなら、こっちから行ってやることにする。

 

ヘッドランプを用意し、準備を整えるが、満腹のためウィンナーのことは忘れ、手ぶらでヒュッテまで、黒ひげ、ルーシー、ミミック、サンドと向かう。

 

下るとやっぱ足が痛いのでソロリとソロリと進んでいく。

テーピングしてもらったため伸びきらない足を運び、なんとかヒュッテ手前まで到着。

 

そうすると、バッタリ、小屋泊組(シュガー/アウディ/コブラ/マダム/チューハイ/ともち)と路上で遭遇する。

小屋泊組は逆にテント場に向かう最中だったみたいだ。

 

相談し、ヒュッテまで一緒に行って、潜り込めるようなら、ヒュッテで宴会することにする。

 

ヒュッテ到着。

温泉に入りたかったが、自分は打撲のせいでナースストップがかかってフロには入れなかった。

 

ルーシーがフロに入ろうと受付で問い合わせるが、”無理です!宿泊者じゃない人は18時半までです。”とニベもなく断れる。

 

アイスは食えるので、200円を受付で払うと、脇の冷蔵庫から自分でとるように言われてとる。

 

なんか受付との不穏な空気を感じたので、周囲を確認すると、どうやら宿泊者以外はヒュッテに入れないらしい。

 

しょうがないので、外で飲むことにする。

 

ヒュッテから出て、すこし下るとベンチがあったので、そこに陣取って、小屋泊組が来るのを待つ。

 

しばらくすると皆揃った。

 

マダムがベンチをテーブル代わりにして、みんな地べたに座るよう促す。

 

微妙なテンションのまま乾杯!

なんとなく宴会が始まる。

 

よく見るとシュガーの恰好がおかしい。

高度とか気温を無視している。

みんながダウンやシェルジャケットを着こむ中、半そでTシャツに短パンである。

“おかしいでしょ、その恰好は?寒くない?”と突っ込むと、

“これで、丁度いいですよ~”ってヘラヘラ笑っている。

本人が丁度いいならいいんだろう…

 

ミミックが昔とった杵柄で高級クラブに出てくるようなフルーツの盛合せを器用にサクッと作っている…

アウディがフルボトルの赤ワインを皆に振舞う…

 

チューハイとコブラは酒が飲めるのがめちゃくちゃ嬉しそうだ…

 

マダムは膝下とふくらはぎに火傷寸前の日焼けを負っているが、昼間とテンションが変わらず相変わらず元気そうだ…

 

ともちもよくわからないけどヨガの呼吸法のせいか元気そうだ…

 

黒ひげは、“金先生知ってますよ。僕ランスマみてるんですよ。”と嬉しそうだ…

 

ルーシーとサンドは疲れのため半分以上寝ている…

 

4本は、酔いが醒めかけで、ヒュッテの管理人からうるさいとクレームを言われないか心配している…

 

シュガーはへらへら笑っている…

 

なんだか盛り上がってるのか、盛り上がってないのかよくわからないが宴会は進んでいく。

 

とりあえず、明日早朝のご来光登山について、自分は怪我のため無理だし、隊長も足の調子が良くないので参加しないことを参加予定のチューハイとともちに伝える。

 

なんかRUNの話で黒ひげ・チューハイ・シュガーが盛り上がっているので、“走るの気持ちいいし、タフそうだから走ってみたら”と横にいたともちをそそのかしてみたら、なんだか満更でもなさそうだ… 新しい変態が誕生する日は近いかもしれない。

 

ミミックの作った無駄に豪華なフルーツ盛合せをおネェ力の高そうなカラフルな爪楊枝で皆でつつく。

 

宴もたけなわだが、ルーシーが”自分もう限界なんで帰って寝ます。”と言って、来た方角と反対方向に帰っていった。

誰かがそっちじゃないと突っ込んだら、無言で方向転換し、トボトボ歩いて帰って行った。

昨晩広島から運転しているし、その前日から料理の仕込みとか準備もやっているし、かなり疲れてるんだろう。

 

21:00前ぐらいだったと思うが、シュガー程ではないが、自分も少し薄着だったので、凄く寒くなって来たので、自分も帰ることにする。

ここで野外宴会は一旦お開きになる。

手早く皆で片付ける。

 

テント泊組は歩いてテント場まで戻ってすぐに就寝...

 

小屋泊組は部屋に帰った後も、宴会を再開して盛り上がったらしい。

(なんで部屋でダウン着て、外でTシャツなんだよ!この小芝居野郎!)

 

ちなみに、小屋泊組のディナー。

 

8月7日

02:00@雷鳥沢テント場

4本

 

目が覚める。

どうやら、裏のテントの人たちがもう起き出してワイワイやっている。

二度寝を試みるが、無理そうなので、起きることにする。

 

とりあえず、歯ブラシとタオルをもって、トイレと水道のある野営管理棟に向かう。

向かう最中に寝ぼけ眼のキーチと遭遇。

無声音であいさつする。

子供が起きたらしい。

 

管理棟に到着して用を足して、顔を洗い、歯を磨く。

少しスッキリした。

 

よく考えたら、膝があんまり痛くない。

一晩でこんなに治るものかな?と思いつつも嬉しくなった。

ミミックの治療のお陰だろう、感謝。感謝。

 

テントの前で夜空を見上げる。

満天の星空だった。

流れ星もすぐ見えた。

明けても天気が良さそうだ。

 

怪我がなければ、手近な頂きに上り、ご来光を拝めたのに...

残念だ…

 

テントに戻り、ヤることもないので、片付けを行う。

片付けが終わった後もヤることがない...

 

寒いので再度寝袋に入り、寝ようとするが無理...

ヘッドフォンで音楽を聞きながら、朝が来るのをじっと待つ。

 

8月7日

05:00@雷鳥沢テント場

テント泊組

 

空がすこしづつ白み始めているようだ。

テントの中でボケッとしていると、ゴソゴソ外で動くした。

覗いてみると、サンドが起きたようだ。

 

暇なので、外に出てあいさつする。

珈琲をご馳走してくれるというので、お湯をわかす。

 

カフェオレのスティックを貰い、沸いたお湯をかけて頂く。

うまい。

 

サンドと話をしているとミミックも起床してきた。

早速タバコをたかり、一服する

 

自分がシェアできるおつまみ用に持ってきたウィンナー700g。

昨日の晩から調理場にクーラーボックスに入って転がっていた。

これ重いから、持って帰るの面倒だなぁと思う。

"そうだ!朝飯で皆さんに召し上がって頂こう!"

 

早速、管理棟まで水を汲みに行って、コンロを用意し、お湯を沸かす。

 

黒ひげも起床してきて、持ってきたバケットが潰れたと嘆く。

バケットにウィンナー挟めば旨いんじゃないの?って話をする。

とりあえず、沸騰したお湯にウィンナーをブチ込む。

ケチャップとマスタードを皿の上に出す。

 

煮たったウィンナーにケチャップとマスタードをつけて、口に運ぶ。

旨い。まぁ、この寒い中暖かいものを食えば、何でもうまいのだが...

 

次に、黒ひげのバケットに無理やりウィンナーを挟んでくう。

うーん、バケットが潰れて固すぎるので、ウィンナーの食感とあんまあわない。

 

そこでバケットをコンロで炙ればイケるんじゃないかという話になる。

やってみると全然違う。旨い。

 

そうしたら隊長も起きてきて、食パンを挟んだ金具を渡された。

コンロの上で炙る。

炙りながら、他の話をしていたら、焦げ臭が...

食パンを直火に近づけ過ぎて焦がしててしまった。

 

ミミックにコゲをこそげおとして貰い、ウィンナーを挟んで食う。

これまたイケる。

 

そうこうしているうちに、キーチ、よう、そう、飯使い、幼隊長、うなちゃん、ルーシーとテント泊組全員起床!

 

ウィンナーはまだまだ在庫があったので、2回戦、3回戦とやり、皆に消化してもらう。

なんとか全部なくなった。

これで帰りのザックが軽くなる。

 

ルーシーは普段は振る舞う役が多いので、朝起きて、何もせずに朝食を食べれたのを嬉しがっていた。

 

とりあえず、食器を洗い、コンロを片付ける。

 

そこからヤることがなくなったので、テントの撤収作業に入る。

黒ひげも片付けていたので、お互い手伝うという形で、テントを畳むのを手伝って貰う。

フライシートは結構濡れていたが家で帰って乾かすことにし畳む。

大方畳み終わり、ザックに詰め直し、撤収作業完了!

ペグを抜くとき1本石で殴り過ぎて、グニャリと曲げてしまった...

 

黒ひげの分も畳むのを手伝う。

 

テント泊組の他の人達は太陽が出た後、しっかり干してから片付けるみたいだ。

 

そうこうしていると、シュガーが大荷物を抱えてヒュッテからやって来た。

話を聞くと、小屋泊コブラ号のメンバーは白川郷へヒュッテから直接向かったらしい。

ルーシー号のシュガーはこっちに来たという訳だ。

 

太陽が昇ってしばらくすると他の人もテントを片付け始めたので、暇なのでちょこちょこ手伝う。

 

撤収作業完了。

 

隊長の指示で室堂を9時に出るバスに乗るべく出発する。

 

隊長は本来なら地獄谷経由で室堂ターミナルまでいくつもりだったみたいだ。

しかし、硫黄のガス濃度が濃すぎて通行禁止になっているらしい。

来た道を戻ることになる。

 

ここで隊長よりシュガーに指令が下る。

隊長は足の調子が悪いので、うなちゃん入りザックをシュガーに背負って欲しいとのこと。

 

シュガーがおっかなびっくりでうなちゃんの元に向かうと、

うなちゃんが”お父さんにおんぶして欲しい...”と半泣きになってしまった。

 

シュガーがホッとしたような、残念そうな複雑な笑みを浮かべていた...

 

結局、隊長一味の重いザックをシュガーが背負い、うなちゃんは隊長が背負うことになった。

 

今回は足を痛めていることもあり、ゆっくり室堂まで向かうことにする。

最後尾に周り、隊長ファミリーとミミックと一緒に緩いペースで進んでいく。

 

隊長ファミリーとは今までコースが一緒になったことがあんまないので、じっくり一緒に登るのは今回が初めてのような気がする。

 

必然的に幼隊長とうなちゃんのペースにあわせることになる。

ペースこそ早くないものの、いろいろ面白い。

 

幼隊長をなだめたり、すかしたりしながら登らせていく。

後ろから来る人にも気を使って、追い抜いてもらわないといけない。

 

うなちゃんも自分で歩くと言ったり、おんぶして欲しいと言ったりで、隊長も背負ったり、降ろしたりで大変そうである。

 

テント場から室堂ターミナルまで結構な登りであった。

足の痛みは不思議とあんまりない。

思ったより全然楽に登れている。

ミミックの治療のお陰だろう。

 

室堂ターミナルまでの後一歩のみくりが池の前で集合写真を通りすがりの人に頼んで撮ってもらう。

たまには、こうやってのんびりホノボノ登るのもいいもんだなと思った。

 

08:50@室堂ターミナル

テント泊組

 

到着。

先行したメンバーが広場で待っていた。

 

とりあえず喉が乾いたので、売店でジュースを買う。

飲み干した後に、バス停まで行くと既に次の09:20発バスに乗るために列に並んでい

列に加わり、バスが来るのを待つ。

 

バス到着後、乗り込む。

50分重いザックを腿の上に乗せて座席で揺られる。

 

10:10@ケーブルカー美女平駅

テント泊組

 

すぐにケーブルカーが出発するみたいで慌てて階段を下り、ケーブルカーに乗込む。

 

7分半ケーブルカーに揺られて降りていく。

 

10:30@ケーブルカー立山駅

テント泊組

 

やっと到着。

山を登るのもしんどいが、乗り物に乗ってジッとして移動するのもなんだかシンドイ...

 

ここから臨時駐車場まで約500m重いザックを背負って歩く。

 

駐車場にやっと到着して、ルーシー号を発見!

なんか故郷に久々に帰ってきた気分だ...

 

とりあえず、車からサンダルを降ろし、登山靴と靴下を脱ぎ捨てて、履き替える。

そして、待望の温泉へ。

 

10:50@ホテル森の風立山

テント泊組

 

到着。

昨日の朝から着ている衣服を脱ぎ捨てる。

 

とりあえず身体を洗う。

露天風呂へ向かう。

 

隊長も既に露天風呂に入っていた。

露天風呂が熱い!

肩まで浸かってたら、すぐのぼせそうだ。

とりあえず、風呂の縁の石に腰掛け足だけ浸けとく。

 

隊長と登山で怪我をした話をしていると、地元のおじさんが話しかけてきた。

幼隊長が5才で雄山に登ったと話をしたら、感心していた。

 

話の流れでおじさんに地元の人がよく行く旨い店を聞いたら、回転寿司のすし玉を勧められた。

白エビが今、旬でおいしいらしい。

場所を教えて貰う。

 

ルーシー号はとりあえずそこに昼食することに決めて風呂から上がる。

風呂上がりに話を聞いたら、隊長号もそこに行くみたいで、付いてくるという。

 

風呂上がりに駐車場まで歩いてると左膝が痛い…

治ったものと思っていたが、ミミックのテーピング効果で痛みを抑えられていただけっぽい。

今月の出走予定の三瓶クロスカントリーと北海道マラソンのことを思い出し憂鬱になる…

 

12:30@すし玉

テント泊組

 

到着。

あまり混んでないことを祈っていた。

 

駐車して店内に入るとやはり満席。

とりあえず予約表?に名前を書き込んで待つ。

 

ルーシーと話をして、他の店に移動しても、移動&待つ時間を考えたら、ここで待っている方が正解でないかと結論が出た。

 

隊長号も到着した。

隊長達は待つより他の店に移動することを選んだ。

この移動の選択は、子供達が我慢できないのか?隊長が我慢できないのか?

どっちだろうかと話をして苦笑いをした。

 

結局40分ぐらい待って、ようやくカウンター席に6人並んで座れた。

ノンアルコールビール&本日の五種盛りを注文。

 

横にミミックが座っていたが、いきなりアジを3皿注文!!

 

後は回ってくる皿を適当にとる。

やっぱ、皆がいうように日本海側の回転寿司屋は一味違う。

 

横を見るとミミックがさっきの3皿以外にアジの皿を4つ積み上げいた。

聞けば、寿司屋ではアジしか食わないそうである。

なんか恋愛でも浮気しなそうな感じがするな…と思った。

 

食後、満足感を感じつつ、勘定。

そして、広島・尾道・岡山へ向けて長い帰路に着く。

 

20:00@吉備SA下り

ルーシー号

 

やっと到着。

運転は、ルーシー、ミミック、黒ひげ。

道中、黒ひげが停車予定のSAをすっ飛ばして、運転し続ける失態があった。

 

今回もドライバーとして、最終兵器の自分の出番は安西先生から与えられなかった。

 

腹がへったのでSAで岡山名物デミカツ丼を皆注文し、夕食とする。

 

ここで自分はルーシー号から離脱。

皆とお別れをして、家路に着く。

 

おしまい